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【スゴデザ】カンヌライオンズをとったLacosteのロゴキャンペーンがかっこいい件【CANNES LIONS2018】

スゴデザ

秀逸にデザインされたマーケティング事例を紹介します。

「Lacoste × Save our species」とは?

Lacosteが2018年に行ったキャンペーン「Lacoste × Save our species」。

「CANNES LIONS2018」の「Design Lions」でGold Lionを獲得しました。

施策自体はとてもシンプルで、Lacosteが国際的な自然保護団体であるIUCNと組んでわにのロゴが絶滅の危機に瀕している動物に入れ替わったポロシャツを1775枚限定でオンライン販売するというものでした。

 

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秀逸なデザインのポイント

この「Lacoste × Save our species」のマーケティング的な秀逸さは以下の2点と考えます。

ブランドの休眠資産の活用

誰もが一度は見たことのある「Lacoste」のワニのマーク。

この施策では、その知名度と人々の課題意識が高い絶滅の危機に瀕する動物をかけ合わせることでブランドのビッグニュースを生成しました。具体的にはSNSで60万のシェアを産むほどのバズを産むことに成功しました。 

自社のブランドの中で最も知名度のあるものは何で、それをどのように話題化すれば世の中に広く訴求することができるかという考え方は参考になります。

科学的な根拠への立脚

「1775」という数字は、選ばれた10種の動物の現存する標本の個体数の総和です。

たとえばジャワサイ(個体数67)、カリフォルニアコンドル(個体数231) などそれぞれの絶滅危惧種の個体数に基づいているところが施策のリアリティを増幅させています。

このように社会課題など漠然としたものを扱うときは具体的な数字など科学的な根拠を使った方がいいかもしれません。

 

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