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【スゴデザ】秀逸にデザインされたマーケティング事例 資生堂「表情プロジェクト」

スゴデザ

秀逸にデザインされたマーケティング事例を紹介します。

表情プロジェクトとは

資生堂が2017年4月20日からスタートした施策で、特定の化粧品の宣伝というよりも、化粧そのものの体験価値をリ・デザインしていく試みです。

女性たちを本来の豊かな表情へと解放し、さらに輝き続けることを応援することで、表情あふれる美しい世界の創造に貢献していく、新たな取り組みです。(プレスリリースのキーメッセージより)

 

以下の動画にあるように、現代人の「スマホで色々な表情の顔文字や絵文字を送る本人の顔は無表情」というあるあるを起点にして表情豊かな自分を取り戻したくなるようなコミュニケーションが印象的です。

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表情の希薄な現代人を起点とする意味では江崎グリコも同じような切り口で課題を提起したことがありました。

 

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秀逸なデザインのポイント

この「表情プロジェクト」の秀逸なデザインのポイントは以下の点です。

化粧品の意味転換

従来の化粧品は「日本初!しわを伸ばす●●成分を1000mg配合した~~」というように機能を中心にした訴求が行われており、化粧品といえば「女性のマイナスをゼロに戻す」という認識が主流でした。しかし、表情プロジェクトのコミュニケーションは「しわから自由になると、表情はもっと自由になる。」とあるように、化粧品を「表情豊かな人生を送るためのパートナー」という人生にプラスをもたらす位置にデザインしました。「しわを消す」の上位目的である「表情豊かに人生を送る」というところにフォーカスした点が秀逸です。

男女問わずあらゆる世代を貫通

資生堂や化粧品と聞くとどうしても女性のものという気がしてしまいますが、表情プロジェクトは「表情」という普遍的な切り口の下、コミュニケーションのターゲットを老若男女幅広くとったため、あらゆる世代を巻き込むことに成功しました。

■幅広い女性をターゲットにした「EMOJI-GAO CHALLENGE」

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■夫婦を巻き込んだ「FACE CHANGE」

 

資生堂 表情プロジェクト