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【スゴデザ】森永「もみもみホットケーキミックス」が神製品すぎると話題に!

スゴデザ

秀逸にデザインされたマーケティング事例を紹介します。

「もみもみホットケーキミックス」とは?

1957年に発売され、クッキー、ドーナツ、カップケーキなどのお菓子に加えて離乳食や幼児食にも活用されてきた森永製菓の「森永ホットケーキミックス」。

そんな森永が発売している「もみもみホットケーキミックス」は、商品の袋の中に牛乳と卵を直接入れてもみもみするだけでホットケーキの生地が作れる画期的な商品です。

親子で食べられるように、普通のサイズなら2枚、小さめのホットケーキなら3枚焼ける設計です。

小さい子を持つ親世代を中心に「神商品」として早くも注目を浴びています。

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秀逸なデザインのポイント

この「もみもみホットケーキミックス」のマーケティング的な秀逸さは以下の3点と考えます。

オールインワンの発想

共働きの普及によって、平日は朝昼晩の食事を作るのが大変で、休日にホットケーキを子どもに作ってあげようと思っても、料理や家事で手が回らない親子が増えています。

そんな中、ホットケーキは計量カップやボウル、おたま、フライパン、フライ返しなどの様々な調理器具が必要であったり、工程や後片付けが大変だったりするために「外で食べればいいや」と手作りを敬遠されるお菓子になっていました。

「もみもみホットケーキミックス」は

・牛乳と卵を袋の中に直接入れて生地が作るのでボウルと泡立て器が不要

・袋に目盛り線がついているので牛乳を入れる際の計量カップが不要

・袋からフライパンに生地を出せる注ぎ口がついているため、おたまが不要

・袋ごと捨てればいいので、厄介な洗い物が不要

という具合に、簡略化を徹底して時間がない現代の親のニーズに応えています。

全ての工程を一気に片づけてしまう「オールインワン」的な発想は、製品やサービスを開発する際に応用できるかもしれません。

用途の拡大

これらの道具や工程が簡略化されたことによって、キャンプ場や独り暮らしで十分に道具がそろっていないようなところでも簡単にホットケーキを作れるようになりました。

このように、ホットプレートやフライパンがある場所をホットケーキミックスの市場ととらえた時に「何がそこでの製品利用を阻害しているか?」を課題として解決する考え方は参考にできるかもしれません。

社会課題の解決

「もみもみホットケーキミックス」は共働き世帯の「子供に手作りを食べさせたいけど調理する時間がない」「子供と一緒に料理をしてみたいが、時間や手間をかけたくない」といったニーズを解決して「親子の楽しいおやつ作り」を実現している商品です。

このように最終消費者がどのようなことを課題としていて、どんな体験を欲しているかを考えるデザイン思考の発想が「もみもみホットケーキミックス」の裏にはあると言えそうです。

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