デザインフォワード

デザインの視点から商品やサービスのマーケティング事例を考察するブログ

マーケティングを仕事にする人が身につけるべき3つの“デザイン”習慣

はじめに

この記事は企業でマーケティングに携わる人はもちろん、マーケティングに興味のある学生・就活生やデザインを学んでいる学生などに読んでほしい内容です。

世の中にモノやサービスを提供するマーケティングの人は「3C」や「4P」といった「マーケティング」という領域や分野に縛られ、ついつい世の中の役に立つものを提供するという視点を失いがちです。

この記事をきっかけに広義のデザインの視点を手に入れて、世の中をポジティブににする仕事を皆さんがしてくれることを祈ります。

この3つを習慣化できると生活すべてがインプットとなり、呼吸するかのごとく質の高いアウトプットが出せるようになるでしょう。 

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情報収集は広く、濃く。

1つ目は情報収集についてです。

よく情報を集めるために、宣伝会議や日経トレンディなどを見る人がいますが、忘れてはいけないのは、それらは「マーケティングを仕事とする人向けに編集されている情報」だということです。

生活者が日々接しているのはリアルな世の中やテレビやYoutube、Twitter、LINEなどのメディアやSNSであり、日々それらに触れていることの方がよっぽど生活者の勉強になります。

マーケターの情報収集に必要な姿勢は「広く、濃く」です。

「広く」というのは、上記のような専門誌だけでなく、生活者が日々触れているタッチポイントに広く目を通すという意味です。

もしあなたが中高生向けのマーケティングを担当しているのであれば、専門誌や有料の講演を聞くのも大事ですが、中高生で流行っている「Instagram」や「Twitter」「Tik Tok」をダウンロードしてみたり、原宿で一日中歩き回って中高生の話題に耳を傾ける方が有用です。

 「濃く」というのは、表面的に見て分かった気になるのではなく、実際に手や身体を動かしてみるという意味です。デザイン思考の文脈では「追体験」や「師匠と弟子」と言われますが、実際に「Tik Tok」で動画を撮ってみたり、原宿でインスタ映えしそうなお菓子を食べてみると、より深くターゲットの心理が分かるかもしれません。

このようにしてターゲットとなる生活者がどのような行動をして何を感じてるかを広く、濃く知ることがマーケターの第1歩と言えます。

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現象の裏を読み、先を描く。

2つ目は情報収集時の姿勢についてです。

例えば、Jリーグの試合を見るときに、選手のユニホームにはスポンサーが入っています。何かを見たときに「現象の裏を読み、先を描く。」のが次のポイントです。

なぜ、そのチームのユニホームにその企業はスポンサードしたのか?なぜそのチームである必要があるのか?なぜ背中ではなく腕にスポンサーロゴを入れたのか?

例えばある住宅メーカーが胸の位置にスポンサーロゴを入れているとしたら、

「そのチームのファンは住宅を建てるような30代のファンが多く、その人達の知名度を稼ぎ安心感を持ってもらうために胸にスポンサーロゴを入れたのだろう。」

というような現象の裏を読むことができます。

さらには、「そのようなファンに住宅を建てる時にちゃんと想起してもらうには追加でどんな施策が考えられるだろう?」という先を読む問いを立て、考えることも重要な視点です。

自分の好みを俯瞰する。

最後は「自分の好みを俯瞰する。」です。

上記のように情報収集をして考える中で、自分で「これいいな、面白いな」と思うものやサービスが必ずあると思います。そのようなものに出会えた時は「なぜ自分はそれをいい感じたのか?」を深掘ってみましょう。

そして、ある程度の数が集まったらそれらを机の上に広げてみて、似たもの同志をグルーピングして抽象化してみましょう。おのずと自分の好みが浮き彫りになると思います。

アイデアは往々にして出す人の好みに依存するものです。このように定期的に自分の好みを客観的に捉えることで、自分の好みからあえて外すようなアイデア発想ができるようになります。たとえば、世に瞬間的なバズを産むようなものを好むことが分かったら、あえてエシカルや文脈や継続利用につながるようなアイデアを考えてみるという感じです。

まとめ

・情報収集は広く、濃く。

・現象の裏を読み、先を描く。

・自分の好みを俯瞰する。

の3つの習慣を身に着け、

世の中をポジティブに変えるマーケティングをしていきましょう。